寸又峡とSL 12020/11/20 10:53

2週間ほど前に計画した、大井川鉄道のSL乗車と寸又峡温泉の紅葉巡りと言う一泊旅行に出かけた。   姉が提案したものだ。    新型コロナウイルスの流行が再び勢いを増してきたので、不安は少し有ったが。   姉と我々夫婦と家内の三男の4人だ。  車は14万キロになんなんとするFIT RS。  沼津までは私が運転し、そこからまた翌日沼津に戻るまでは三男の恒貴が運転した。

寸又峡とSL 22020/11/20 14:20

沼津のインターから新東名に乗り、新東名の島田金谷ICで降りて、かなり走った。  千頭駅だ。 大井川鉄道の終点だ。ただしこの先、昔の工事用鉄道が今は観光路線になっているので、本当の終点ではない。  通常の線路の終点で、ここから上はアプト式になる。    SLに乗るには予約が必要で、始発の金谷駅か終点の千頭駅のどちらかの発乗車でなければ予約できない。 無論WEB予約だ。   そこで、宿泊先は千頭駅より更に北上した山間部であるが、一旦千頭からSLに乗り、金谷までの途「川根温泉笹間渡」(かわねおんせんささまど)と言う駅が有るので、そこまで乗って、下車して折り返すことにした。    復路は電車に乗るしかない。        大まかな計画で行ったので、下車した駅は、周囲に殆ど僅かな人家しかない場所で、折返し千頭に向かう電車はちょうど1時間後だった。

寸又峡とSL 32020/11/20 14:47

この川根温泉笹間渡 駅は、駅舎は無人である。ごく小さな木造の駅舎で、部屋は1つ、壁際に木製のベンチが2列。 ほかは何も無し。 「ここで1時間待つのはきついな」と思っていたところ、足元にカフェの看板が有る。駅舎の外から見れば「OPEN」と読める。  周囲を探したら、同じ棟の隣に有った。  もとの駅長室とか。   家内によるとこのカフェはWEBでの評価は高いと有るとか。     入ると中年の女性が一人で運営していた。女性の一人客が2人居て、空いているのはバラバラの席か、奥の小上がり的な四畳半程の和室。  もと宿直室ではないかと言う印象だ。ここに陣取った。

寸又峡とSL 42020/11/20 14:50

それぞれスイーツやドリンクを注文した。味は良かった。  色々喋っているうちに時間が来て、カフェの女性も「まもなくですよ」と教えてくれた。       到着した電車は古い3,4両くらいの電車でワンマンである。   因みに、SLに乗る際窓口で予約番号を伝えて買うわけだが、往復きっぷが得ですよと教えてくれたので、それにした。   千頭と笹間渡往復で2000円強で有った。   SLはC-11と言うタイプで大井川鉄道に2両あり、昭和15年と17年製造だそうだ。       SLに乗ったのは多分初めてだ。記憶にないから。     蒸気機関車に客車が5両、最後尾に電気の動力車が連結されている。       SLのパワー不足を補うのだろう。     客車も乗った編成には3種類の客車でいずれも80歳くらいだとか。    客車の中は独特のタールのような匂いがするのは床の木材に塗った塗料かもしれない。

寸又峡とSL 62020/11/20 15:30

大井川の印象は川幅が広く、川底は平坦で水量は少ない。平坦な川底にはほとんどの場所に川砂と川砂利が大量に蓄積されている。      半世紀前の学生時代に夏のアルバイトで富士川の上流で8トンダンプを河原で運転する事があった。      父が砂利トラを数台持って砂や砂利の建設骨材を運搬する商売をしていた。    富士川の採取場所には西武建設の看板と砂利と砂の製造工場が有った。         工場から数キロ上流から簡易に作られた河原の中の道路を、ショベルカーですくってダンプカーに載せた土砂を工場まで運ぶ運転士のアルバイトだ。       当時は河川敷は無免許でも大型を運転できた。    この現場では大井川より砂利が少なく感じた。      セメントの骨材には細かい丸い石が理想のようだが、  多くはないので、工場では、土砂を選別し、洗浄し、砂と石に分け石は更に粉砕して骨材に適した大きさにする。 写真はSLに乗った日が雨で見にくいが、広い河原に居るショベルカーだ。

寸又峡とSL 72020/11/20 16:00

千頭から寸又峡の宿までは土砂降りと狭い曲がりくねった山岳道路を小一時間走って、やっと着いたという印象だ。  間違えれば谷底に転落しかねない場所だ。  おまけに狭いから対向車が来たら、どちらかが譲らなければならない。       大昔の金嬉老事件の現場だ。   到着したときは暗かったので周囲がよくわからなかった。       とにかく秘境だ。

寸又峡とSL 82020/11/20 17:10

夕食は18時半から食堂で頂いた。  伊豆とは違い刺身類は無し。    しゃぶしゃぶがメインということだ。      料理の内容は普通だ。 特筆するものは無い。     サービスをしていた女性はインド人風の風貌で他にも何人も見かけた。     以前も西伊豆でもインド人のサービス係を見た。      最近多いんだろうか。  日本語は大体できる。     国民性だろうかおとなしい印象を受ける。  笑顔も多くはない。