アマチュア無線のアンテナ撤去 12019/09/03 15:14

撤去直前のアンテナ
2階建ての我が家の屋根に設置してあるアマチュア無線用アンテナは、1年ほど前同軸ケーブルが垂れ下がってきたのが、窓から分かるようになった。原因は 異なる周波数のケーブルを束ねていた結束線が切れたのが原因の様だ。              更に1ヶ月程前、支線であるデベロープが1本、垂れ下がっているのが浴室の窓から見えて驚いた。    支線は切れたりする物では無いと思っていたからだ。  デベロープが切れたのでは無く、タワーに接続する金具が錆びて切れたようだ。      デベロープは四隅に新築時に取り付けてもらったアンカープレートとタワーの四箇所(2段で合計8本)で支えているので、切れた方向ももう一本は有るので、すぐには、倒れることはないと思ったが、早いほうが良いと思われた。                                                   18年前にタワーを建てたときは、新築時の足場が、屋根の上まで有り、素人も安心して上り下りできる状態だったので、足場を外す少し前に、施工者に断って、詳しい友人と二人がかりで設置したものである。         1200MHZ、430MHZ 144MHZの3種のアンテナである。    アンテナを回転させるローテーターは何年も前から動かなくなっており、無線仲間の多い熱海方面を向けたまま停止状態であった。         1200MHZは実質、使用実績は無かった。   144MHZも遠くのトラックドライバーの声を聞くこともあったが、 それより多く聞いていたのが消防無線であったが、数年前に全国的にデジタル化されて、アナログ機では聞くこともなくなり、430MHZが唯一、役立つ周波数で有った。

アマチュア無線のアンテナ撤去 22019/09/03 15:37

左がテレビアンテナとFMアンテナとパラボラアンテナ
わが町は、東と西と北を山に囲まれている。低い山だが、すぐ近くに迫っているため、電波は届きにくいし送信しにくい。  南側の相模湾方面は水平線が見えるが、谷間のような街である。      水平線のずっと先は房総半島になる。したがってテレビもラジオも難視聴地帯である。   町内の何軒かの家電店が出資してケーブルテレビ会社を作り、そこからテレビ信号を受信している家庭が80%位になると聞いたことが有る。     私もその一人であった。    10年くらい前だろうか、地上波のデジタル化の際に、国の建てた地デジの補助アンテナが、家から目視できる100m有るかないかの山に設置された。     毎月1200円ほどのケーブルTV代金で有ったが、UHFアンテナを同じく町内の家電店に頼み設置してもらい、ケーブルテレビは解約した。  3万円ほどだから数年で回収できた。    ただし欠点も有る。     従来はケーブルでは東京方面の電波が受信できたが、総務省のお達しで、静岡県民は静岡県のTVを見なさいという、高圧的な決定で、この辺とは縁もゆかりも無い、静岡県中西部のCMやニュースを見る羽目になった。    CMを見てもどこに有る会社や店舗かさっぱりわからない。      衛星放送はケーブルテレビ会社が運用しておらず、パラボラアンテナで見ている。    FM放送も聞きたいので、これもパラボラと同時に新築時に設置し、テレビもFM放送も屋根裏にブースターを取り付けて、全室に配信している。

アマチュア無線のアンテナ撤去 32019/09/03 15:56

アンテナの撤去は、設置したときの逆の順序でやれば良いのだが、高所作業のためそうも行かないし、ネジ類は錆びて動かないものも有るので、基本的に廃棄処分するから、壊すつもりで撤去するように頼んだ。  流石に元鳶職で身軽で予想以上に短時間で済んだ。        一部使えそうなアンテナを残し、ほかはネジを外したり、分解できるところまで分解し、あとはサンダーで寸断してもらった。ケーブルも1M単位くらいに切断した。        設置したときの先輩に連絡し、必要なものがあれば、部品として使ってほしいと伝えたら、かなりの分量を、廃棄分まで、運んでもらい、大いに助かった。  最後に使っていた固定機のKENWOODのST-790とスタンダードのC-50も古いけど使えそうなので、提供を申し出たが、ST-790は使えそうだが片方はもう価値はないとのこと。

アマチュア無線のアンテナ撤去 42019/09/03 16:17

無線を始めたのは、遅く45歳位だった。  SUVやクロカンタイプの車に無線のアンテナが有るのを見ると、格好良いなと思ったものだ。しかし、物理や電子工学が弱いので、諦めていた。   ところが、45歳になった時に「講習を受講する事で試験を免除する制度」がある事を知った。   かなり前から有るのを知らなかったのだ。  アマチュア無線連盟が中心になり、各地の無線の有資格者を講師に呼んで行うものだ。   今は、当時より更に簡素化されているが、受講したのは約一週間くらいだと思ったが、夕方18時頃から毎日2時間ほど受講し、最終日に形式的な試験を行う。自己採点では90点以上取れた気がする。      連盟の試験官が「氏名を書き忘れると受かりません」と言っていた位だ。 70点が合格点であるが、殆どの者はクリアする。        電子工学は無知な私には分かりにくいものだったが、講師の話を聞くとその分野に関しては,目からウロコの、思いだった。                                  その後、舞浜に単身赴任して時間が出来て、晴海の試験場で3級に受かり、2級にもチャレンジしたが、電子工学で落ちた。 落ちた電子工学だけを3年以内に受かれば、2級になれたが、行かず仕舞だった。 4級の講習時の講師の一人が、アンテナを設置してくれた先輩である。高校の3年先輩であった。4級はこうして取得した。       しばらくして、無理をして屋根にアンテナを建てた。 このときは古い家の方で、市内の無線業者に無線機の購入と同時に設置も依頼した。                   無線機はKENWOODのトリプルバンダーでかなり高価なものだった。                                                                                今般は、約2時間ほどでアンテナの撤収は完了した。  数年間の懸案が解決した。  車のモバイル環境は残してある。   前述の先輩が2台のリグ(無線機)や1200MHZのアンテナなどを回収してくれて、ついでに金属類は殆ど廃棄するように片付けてくれた。